年末は匣を観に行こう
公開日が12月22日に決定した『魍魎の匣』。『IN★POCKET』には小畑健の京極作品についてのインタビューが掲載されていたり、今月の講談社の書籍なんかでも折込等で宣伝が始まってますね。
正月映画に『魍魎』とは・・・ちょっと不思議な感じ。夏の話だから違和感があるのかな?
嘗て『姑獲鳥の夏』が劇場公開されたときにも刊行された、別冊宝島『僕たちの好きな 京極夏彦』が今回も刊行されました。今度は「全小説徹底解析編」。実際にはネタバレにならない程度に止まっていますので、それほど解析されてはいないんですけど(苦笑)メインは各作品毎の年表と人物相関図です(あくまでも作品別)。『邪魅の雫』の初回版を買ってれば事足りますね。
もっとも、講談社以外の刊行物に関してはその限りではありませんので、全く意味のないムックというわけではありません。
ただねぇ・・・キャラクター紹介のイラストが昭和テイスト満点で・・・。解説に「美女」とか「美少女」とか書いてあっても、最早女性であることすら怪しいようなイラストでして(涙)絵なんてないほうが良かったんじゃ・・・?
当然、劇場版の『魍魎』も巻頭で特集されています。掲載写真を見る限りでは、何とも評価し難いですね。当たり障りのないカットばかりで・・・。まぁ劇場に行って観ろ、ということなんでしょうケド。
ドクター美馬坂が柄本明ですか・・・もうちょっと線の細い人をイメージしてましたけど、狂気じみた芝居がハマればかなり面白いかもしれません。・・・ハマれば、ね。
記事の中では単行本に収録されていない短編についても触れられているのですが、知らない作品ばかりで・・・早期の短編集刊行が待たれます。官能小説から『こち亀』まで、多芸多才、恐れ入ります。
とりあえず、そろそろ『覘き小平次』を文庫にしてくれないかなぁ・・・。
・・・・・・。
なんかAmazonでブキヤの1/8ミルファがプレミア価格になってるんですが・・・。
そんなに人気なの?
3cmの差は大きかったか(笑)
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
あれ?小平次ってノベルスまででしたっけ?
・・ってことで、あっちにもこっちにも、たいむです(^^;;
魍魎、正月映画・・ってほどのデキなのか?とちょっと期待してしまいますが、私も(おそらく)今年の邦画見納め作品になりそうです。
僕たちの・・・は読んでみようとも思いませんでしたが、読まなくて良さそうですね(笑)
それよりも、1800円でちょっと躊躇していた「妖怪の檻 妖怪の理」を買う決心をしました。今日やっと実物のある書店へ行って確認してきたので。
しかし、ハードカバーではないにもかかわらず1800円はさすがです。読み応えもあるし、読み上げるには今年いっぱいはかかりそう~(^^;;;;;;
新年には魍魎話もできそうですねw
投稿: たいむ | 2007.10.18 18:31
たいむさん、こんにちは。
小平次は2年ほど前にノベルスになって以降、動きがないんですよー。待ってるんですけどねぇ。豆腐小僧もそろそろノベルスくらいに落ちてくれないかとも思ってるんですが、やっぱり動きがなくて。
>僕たちの・・・
これはどれもクセが強いですから・・・。廉価な資料としては良いんですが、どっちかというと同人誌寄り。中身を見てからじゃないと買えません。
でも中身を見ちゃうと大抵の場合買う必要がなくなるんですよねェ(苦笑)
>妖怪の檻 妖怪の理
読んだら是非感想を聞かせてください。
実はコレ、ちょっと読んでつまらなそうだったのでスルーしてるんですよ。今買うべきか、数年待つか思案中。
投稿: 姫鷲 | 2007.10.19 06:22