いつもは歴史小説ばかりですが
森博嗣の『冷たい密室と博士たち』を読みました。
以前から森博嗣作品には興味あったものの、きっかけがなくて読まずにいた(皇なつきによる『黒猫の三角』のコミカライズだけは読みました)んですが、昨日たいむさんとお話して、読んでみようという気になり、買って帰りました。帰りの電車2日分、2時間程度で読了。読みやすかったです。
ただ、面白かったかと訊かれると・・・ちょっと微妙。何と言うか、あっさりしすぎていて物足りないと言うか・・・タネ明かしからエピローグにかけてのくだりがどうもね、面白くない。<あ、言っちゃったw
次の巻を買うことに少々抵抗があります。シリーズの途中でテンションダウンすることを嫌って、あえて執筆順に読もうとしたのですが、素直に『すべてがFになる』を読んでおけばよかったかな?
キャラは嫌いじゃないんですけどねぇ・・・もう一つ魅力が足りないように思います。シリーズを読み進めればまた評価もかわるんでしょうけどね。S&Mのようなコンビなら田中芳樹の書く叔父と姪のコンビのほうが魅力的<慣れ親しんだ世界観ってこともあるでしょうけど
唯一受け付けないのは「萌絵でーす」で始まるメール。なんでもない文章なのに、読んでると何故か無性にイライラします。
乗りかかった船だし、シリーズ5冊は読むつもりではいますが・・・。
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コメント
こんばんわ、姫鷲さん。森博嗣の作品は高校~大学時代にかけて愛読してました。今から数年前でしたけれど、ミステリー小説ブームの頃ですね。その頃は、有栖川有栖とか、法月倫太郎とか我孫武丸なんかも読んでましたよ。最近は、めっきり小説を読まなくなってしまいましたが・・・。
先に「すべてがFになる」を読んだ方が良かったかもしれませんね。執筆順と出版順が違うのは、明らかに編集者の販売戦略が絡んでますから、悔しいですけど(笑)メフィスト賞自体も、森博嗣デビューのための賞だって言われてますし・・・。
『冷たい密室と博士たち』は確かにシローも微妙でした。もともと理系大学の教授でしたから、姫鷲さんのおっしゃるとおり、タネ明し以降がつまらなかった感があります。
そうそう、壽屋のアルトアイゼン探してみますね。ブラインドでも引く自信がありますよ(笑)抜かれていなければの話ですが・・・。
あと、近々荷物の対価を送るので、また連絡します!
投稿: シロー | 2007.01.10 22:43
シローさん、こんにちは。
森博嗣は決してつまらないわけではないんですけどね(オチ以外はw)・・・現に今日『笑わない数学者』も買ってきてますし(笑)このまま執筆順で読み進めることにします。
法月倫太郎も気になってた作家です。ミステリーは殆ど読まないので、森博嗣同様きっかけがなくて手を出さずにいましたが、今度読んでみます。
>アルト
すみませんねぇ。お手数かけます。
こちらではもう既に軽い箱ばかりしか残ってないので、抜くとか抜かないとかいう次元ではなくなってます。
ただ、アルトはどうしても欲しいというわけでもないので、力をいれて探していただく必要はありませんよ。何かのついでに見つけたら、という程度で。
投稿: 姫鷲 | 2007.01.11 06:09