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2005.11.17

Zの郷愁

昨日は思いがけない発見があったのでそちらを優先してしまいましたが、今日はリクエストのあった『機動戦士Zガンダム ノスタルジア』について書いてみます。

基本的には全話エピソードガイドです。見開きカラー2ページで1話収録。あらすじの他には、メインとなるイベントが30点程度の劇中セルと印象的な台詞とでレイアウトされています。
少女漫画で言う「柱」には参考資料としてゲストキャラの設定画やキャラクターや事象の分析等、右側のページのサイドには次回予告がそれぞれ配置されていて、すっきりしたページ構成です。

エピソードガイドは客観的で、資料としては堅実なスタイルなですけど、私としては宝島社のムック『僕たちの好きなZガンダム』シリーズのような主観バリバリの文章のほうが好みですね。要はオーソドックス過ぎるという感じ。
尤も、『Zガンダム』の総合資料を持っていない人には丁度いいかもしれません。簡単ながら、MSもカラーとモノクロの両方で解説されてますし。

\2,940という値段は一見高そうですが、装丁とカラーページの量を考えるとそれほど高価というわけでもありません。もっと薄くてモノクロページ多いくせに\2,500とかいう本はゴロゴロしてますからね。\3,000という金額が出せるのならば買ってもいいんじゃないでしょうか。でもやっぱり何某かの資料を持っている人にとっては不要でしょうね。

資料として面白いのは「戦没者リスト」。カラーページなのにモノクロ設定画ばかり使っているのが残念。
他にはカミーユ、シャアそれぞれの行動ルート。途中で宇宙と地球に分かれるので全体の流れを把握するのには便利です。

収録意図がよくわからないのは、パラパラ漫画。エピソードガイド見開きの左ページ隅に、エンディングでファとハロが走ってるフィルムがパラパラ漫画になっているのです。安い紙を使ったムックならいざ知らず、固い紙なのと高額資料ということを考えると、いったい何人が遊ぶのか疑問です。発想としては悪くないんですけどねぇ・・・。

インタビューページには、禿爺と北爪宏幸、内田順久、三枝成彰といった人々が名を連ねています。御大の言はコロコロ変わるので今更見る気も起きず(実はこの本、購入後、今まで眠らせておくという愚挙をしてました)。他の人も大した内容ではありませんでした、ちょっとガッカリ。

そのほか、福井晴敏のロングインタビューや寺田貴信(スパロボ)&牛村憲彦(Gジェネ)というゲーム関係者の対談も収録されていますが、まだ読んでません。前者はじっくり読みたいと思いますが、後者はあまり興味ないというのが本音ですけど。

巻末のインデックスにはカテゴリ表記もあって、キャラにはそれぞれキャストがちゃんと記載されているのはポイント高いです。

・・・と、こんな感じですかね。
何と言っても一番のネックとなるのは価格でしょう。内容は充実しているとは言い難いレベルですし。エピソードガイドの合間に数点描き下ろし画もあるのですが、それだけでは決め手に欠けます。
これがTV本放送の終了直後だったら断然オススメなんですけどねぇ・・・。

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コメント

姫鷲さん、こんにちわ。
さっそくリクエストにお答えいただき、ありがとうございました。
記事を拝見した感じでは、資料集というよりフィルムブックに
近いイメージを持ったのですが、どうでしょう?
カラー図版が多いのは良さそうですが、むしろイラストとか
同人誌をやってる人に向いてそうな資料という気も。

福井晴敏氏のロングインタビューは読み応えがありそうですね。
語るときは熱く語る人だし、人を楽しませる話術の持ち主なのは
今年のSF大会で確認済み。
ちなみに福井氏はヒゲGのノベライズだけでなく、デビュー作を
御大に送りつけてしまったほどの「ガンダム者」だそうです。
インタビューでも、そのマニアっぷりを見せつけてくれるのでは。

>『僕たちの好きなZガンダム』シリーズのような
>主観バリバリの文章のほうが好みですね。

あれってたしか、マウアーを「Zで最高の女性キャラ」と書いた本ですよね。
いや~いい本だなぁ(笑)。
別冊宝島はもともと客観性や中立性よりも、むしろ記事やライターの
クセの強さがウリという気もします。
ただし、合わない記事は徹底して肌に合わないという欠点もありますが。
なんにせよ本の値段が安いのはいいですね。
装丁まで安っぽいのが、ちょっと悲しいところですけど。

投稿: 青の零号 | 2005.11.19 14:25

こんにちは、青の零号さん。
『Zノスタルジア』、確かにフイルムブックみたいな感じです。これで全台詞網羅していれば資料価値は非常に高いんですけど。

>福井晴敏は「ガンダム者」

そろそろ福井ガンダムが始動という話もありますので期待は膨らみます。宇宙世紀でやりたいと話しているようですが・・・。早く始まって欲しいものです。

>別冊宝島はクセの強さがウリ

これは「資料」というよりは「読み物」ですからねぇ・・・。概要を知りたいときにはうってつけなんですけど深く読むものではありませんよね。立ち読みするにはピッタリの本です。
作品の内容について客観的というよりは、作品そのものについて客観的な「媚びぬ!省みぬ!」という姿勢が好きです。

投稿: 姫鷲 | 2005.11.19 21:10

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受信: 2006.02.20 18:11

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