« 「ガロ」と言っても | トップページ | こキリコの竹は七寸五分じゃ »

2005.10.05

小覇王と摂政王

SonSakuPHP文庫の新刊、『孫策』を買ってみました。三国志モノにしては珍しい題材だったので。
帰りの電車で半分くらい読んだんですが、ちょっと期待外れでした。江東を切り口に三国時代を描くのかと思いきや(それなら『呉・三国志』とかありますけど)、何のことはない孫策を主人公にした小説でした。歴史小説というよりは時代小説といったほうがいいですね。
文体はストレート過ぎて、読んでて疲れます。見た文字そのままがガンガン入ってきて、さながら堅い棒で突かれている感じ。PHP文庫の読者層には合ってるのかもしれませんが、私の好みとはズレます。
孫策のまっすぐな生き様はこういう書き方のほうがいいのかも知れませんが・・・話にふくらみがないので、残り半分を読むのがキツそうです。せめてもう少し台詞にキャラクター性があれば・・・。
気のせいか周瑜とのカラミだけやたら力が入っているような。最近は HG BLも一ジャンルを築いてますからねぇ。昨日から始まった『クラスターエッジ』もそんな感じでしたし。モーホー版『LAST EXILE』にならないといいのですが。

Dorugon実は昨日から文庫版『海東青』を読み始めたところだったりします(同時並行で数冊を読むことはよくあります)。こっちも半分くらい読んだんですが、文章はこちらのほうが好み。柔らかい文体と、人間味を感じさせる台詞は凄く読みやすいです。ストーリーの緩急のバランスもいいし。
『海東青』は摂政王ドルゴンの物語。明代から清代への移り変わりの様が描かれています。やはり一国の興亡はロマンがあります。読み応え抜群。

明日には『射[周鳥]英雄伝』第5巻が控えてますので、どちらもさっさと読まないとなりません。積んである本もどんどん消化していかないと・・・。これだから廉価な文庫しか手が出せません。単行本買ったはいいけど読み始める頃には文庫になってました、では悲しすぎますからね。

|

« 「ガロ」と言っても | トップページ | こキリコの竹は七寸五分じゃ »

コメント

御邪魔致します。
確かに珍しい題材ですね。タイトルからして>「孫策」。
最初は呉から入ったので色々探しましたが、「キャラクター性」な本と言うとコバルトになりますけど、朝香祥さんの「旋風は江を駆ける」なんて結構面白かったです。
ある意味孫策や周瑜より程普とか脇を固めている人が可愛いな、と。
(是以後は保管してませんけど・・・)
「呉・三国志」は借りて読んだのですが、一寸一巻目でバタンキューと眠りに落ちました。
文章も絵も、「作品」ってのは人の好き嫌いがあるので仕方ないのですけどもね。

一ジャンルを築いている・・・のは私はノーサンキューだったりするのですが、何かと多いですよね・・・。テレビとかでも時々あったりで、時間帯が違うのでは!と思うことがしばしばです。

投稿: りおっと | 2005.10.07 14:58

りおっとさん、こんにちは。
風邪の方はもうすっかりいいんでしょうか。季節の変わり目は体調崩しやすいんで、お大事にしてください。

>「旋風は江を駆ける」

コバルトですか・・・少女漫画買うのは平気なんですけど、何故か少女小説買うのは物凄く抵抗あるんですよねぇ。興味はあれど手が伸びず。思案のしどころです(笑)『十二国記』みたいに一般の文庫で出てくれると助かるんですが。

『孫策』は読み終わりましたが、タイトルから文から、何から何まで直球勝負でした。登場人物もそう多くないし(程普なんて名前すら出て来ませんから)、資料としても小説としても微妙。「あぁ、こんな本もあるんだ」くらいに留めておくのが無難な作品です。

投稿: 姫鷲 | 2005.10.08 00:59

御邪魔致します。
風邪は一進一退です(苦笑)。ご心配お掛けしすいません。

「旋風江」は、結構男の方も読んでるみたいですよ。
「かぜ江シリーズ」となると微妙みたいですけど。
こう、アマゾーンで頼んでみるとか(顔が出ない分)。
結構古本屋にも出ている模様です。
十二国記は一般文庫で出てくれて本当に助かりましたよね。
でも山田画伯の絵が無いのが辛いです(けど冊数の関係から一般文庫のほうで買ってますけど)。

で。
>程普なんて名前すら出て来ませんから
程普の居ない呉なんて・・・。ダシの抜けた味噌汁のような気分です。
とりあえず
>「あぁ、こんな本もあるんだ」
(棒読み)で記憶に留めさせて頂くだけにして置きまする。

投稿: りおっと | 2005.10.10 19:17

こんにちは、りおっとさん。
少女小説を買うのに抵抗があるのは恥ずかしいとかいうことではなくて、「読むこと」が何故か気恥ずかしいのですよ。なのでレジに持っていくこと自体はまんざらでもなかったりします(苦笑)
『旋風は江を駆ける』は評判も良さそうなので、読んでみようかとは思っています。ブリンクが勇気を分けてくれたら今すぐにでも(笑)

投稿: 姫鷲 | 2005.10.11 01:23

御邪魔致します。

少女小説を読むこと・・・は、三十過ぎのオババにも確かに気恥ずかしう御座いますよ(笑)。
なので、外出時に読む時は、カバーを外して、司馬御大の文庫本のカバーをかけて、更にブックカバーをつけてカモフラージュしております。
挿絵部分では出来るだけ狭めて絵が洩れないようにして読むとか(苦笑)。

ブリンク・・・って、勇気が上がるのでしたっけ?
「素早さが上がる」だったような気も致しますが。
ブリンク!ブリンク!!ブリンク!!!←MP無いって。

投稿: りおっと | 2005.10.11 19:21

りおっとさん、こんにちは。
厳重なカモフラージュ法、恐れ入りました(笑)

実は今日、意を決して買いに行ったのですが、行った書店には置いてませんでした。ちょっと挫け気味(w

>ブリンク

これは魔法ではなくて「青い」ほうです。
魔法の効力は確か分身じゃなかったでしたっけ。

投稿: 姫鷲 | 2005.10.11 22:57

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 小覇王と摂政王:

« 「ガロ」と言っても | トップページ | こキリコの竹は七寸五分じゃ »