実写版『宇宙忍者ゴームズ』
ファンタスティック、フォー!!
『ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]』を観てきました。タイトルに「[超能力ユニット]」とくっついているのが非常に気に入らないのですが、何でつけたんでしょう?続編作る気満々ってコトでしょうか。確かに『ファンタスティック4 2』では様になりませんからね。サブタイトルということで理解します。とりあえず『Final Fantasy X-2』などというわけわからないものは無視の方向で(笑)
「もしかしてラジー賞ノミネート作品?」という心配に反して、結構面白い作品でした。楽しんで観られたのは期待度が低かったせいだけではないはず。下手に重いテーマを設定せず、「ヒーローの誕生と最初の敵の撃破」というものを素直に描いたのが好評価です。
この作品の見所はアクションでもSFXでもなく、キャラクターの会話。ジョークの利いた小気味良い会話は聞いてて楽しいです。逆に、度肝を抜くような迫力のある映像はありません。視覚的な部分で楽しみたい人には向かない作品です。
まぁ言ってしまえば、特撮戦隊モノを見るつもりで行けばOK、と。加えてユーモアのセンスとアメリカンジョークへの理解は必要ですが。
単純明快な映画である割には、劇場の1/4程度の客には理解できていなかった模様。哀しいシーンで笑いが起きたときは、視覚情報しか処理していない人が如何に多いか痛感させられました。理解できないのはまだいいとして、間違って受け取って周りの雰囲気をブチ壊すのはやめて欲しいものです。危うくメタルダーに変身するところでした。
ヒーロー4人の能力は、今となっては目新しいものはありませんが、こちらが元祖。はっきり言って地味です(予算の都合もあるでしょうがw)。とはいえ、作風にはちょっとレトロな感じのほうが合ってると思います。先にも述べたとおり、この作品の長所はあくまでもコミュニケーションですから。続編を作るにしても、この雰囲気を壊さないで欲しいですね。
ただ、続編を作る場合は長所は逆に短所にもなりかねません。アクションやSFXをウリにしないヒーローものは、どちらかというとTV向き。映画で観るほどのものでもないんですよね。
アベンジャーズとの共闘の話なら凄く見てみたいと思うんですが・・・。キャップとトニーの映画をさっさと公開してベースを作っておかないと難しいかな。『アイアンマン』はともかく『キャプテン・アメリカ』は全世界で公開するわけにはいかないでしょうから、条件は厳しいですけど。
ともかく、『ファンタスティック・フォー』は気軽に楽しめる映画です。観る作品に迷ったらとりあえず選ぶのもいいかもしれません。・・・とは言っても今なら誰もが『シンデレラ・マン』が手堅い選択だと思うことでしょうけどね。アクションなら『SHINOBI』とかかな?
ちなみに、ザ・シングは劇中で「ムッシュムラムラ」と言うことはありません(w
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