皇なつき版アル戦
某書店にて発売が延びに延びていた『アグネス仮面』の新刊を発見。無事に発売されたことを喜びつつレジへ行こうとすると何やら目を引く雑誌が。
『英雄譚』。昔からこういうファンタジーものは大好きでして、ちょっと足を止めてみました。田中芳樹も作者買いする作家の1人ですし、『アルスラーン戦記』のコピーも見え・・・「皇なつき特別描き下ろし『アルスラーン戦記外伝 東方巡歴』」ですと!!買い、買い!・・・ということで購入してきました。光文社より刊行で\900です。
肝心の皇版『アル戦』ですが、外伝のさわり部分だけでした。かなり残念。まぁ全編描いていたらコミック1冊出せるでしょうからね。ちょっと期待しすぎました。
相変わらず皺の多い服と渋いオッサン描かせたらこの人の右に出るものはいないくらいですね。ダリューンとか星涼公主とかが霞んで見えます。もっと読みたかったな。
原作の初出は『ザ・スニーカー』。そのときのイラストは劇場版のキャラデザである神村幸子でしたが、やはりアルスラーンは天野芳孝で慣れちゃってますので何見ても違和感があります。これは皇なつきも同様です。大人しく纏まりすぎちゃってるというか・・・。
新書版の丹野忍にしても決して悪くはないんですけどね。最初にここから入ったら「そういうものだ」という認識になったでしょうから。でもこのイラストだと芳忠さんのナルサス(カセット文庫版)はどうやっても出てこないんですよねぇ。
『アル戦』の新刊は9/20発売だそうです(「魔軍襲来」)。「カッパ・ノベルスより」ってのが非常に気になるんですけど、角川はもう版権を全部光文社に渡しちゃったんでしょうか。今まで文庫で揃えてたのに、途中からいきなりノベルスは厳し過ぎるんですけど・・・。文庫で出して〜!(切実)
新書版全部買わないといけないのかなぁ・・・しくしく。
田中芳樹新作の『白銀騎士団』は可もなく不可もなく、といったところ。取り立てて目新しい要素もありませんが手堅く描かれてます。怪異を退治する『CLAMP学園探偵団』といった感じ。文庫で出れば買ってもいいかな、という程度。
漫画雑誌同様、文芸雑誌も滅多に買わないのですが、たまに買うと普段読まないような作品が読めるので、ちょっと新鮮。電車内でのいい暇つぶしになります。漫画雑誌はすぐに読み終わっちゃうのでダメですけど。漫画誌・ゲーム誌はいいトコ15分。ちょっと勿体無いです。
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