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2005.04.03

すれ違う視線

『SEED DESTINY』第24話「すれちがう視線」。今回もツッコミどころ満載でした。その上お遊びまであるとチープ感を禁じ得ません。この作品、ノリでディティールを作って後から辻褄合わせようとしてるんじゃないだろうか、という気さえしてきます。だから個々のシーンの出来は良くても全体として連続性がなかったり整合性がなかったりするのかな、と。

アバンタイトルはラクスの戦闘中止命令からキラの暴走シーン。なんか「戦闘やめないと壊すぞ!」ドカーン!ボカーン!、みたいに見える…あながち間違ってはいないんですけどね(苦笑)

そして早速ハイネ死亡シーン。本編中の回想と合わせて2回。くどいなぁ。
で、あれだけあっさり殺しておいて「ハイネ隊募集キャンペーン」。多分バンダイのマーケティング部もあんな情けない死に方は想像していなかったはず。あれでハイネ隊に入ろうと思うのは自己顕示欲の強い大きいお友達だけです。
オレンジショルダー?…ハァ?いつからアストラル銀河の話になったんだ?…カンカンカンカン…。
とは言うものの、宇宙世紀時代にも肩をパーソナルカラーに塗ったザクは存在していましたので、あながちパクりというわけでもなかったり。でも最近『ボトムズ』の商品展開に力が入っているからどうしてもパクりに見えてしまいます。

「タンホイザーの発射寸前でしたからね…。艦首の被害はかなりのものですよ。」
「かなりのもの」で済んだのは不幸中の幸い。ヒーローアニメの敵戦艦なら間違いなく海の藻屑になってます。
次のカットで出てくる袋は…死体の袋…ですよねぇ。資材の袋とは到底思えません。死んじゃったよ!>キラ。MSと違って、戦艦にはあちこちに乗ってる人間がいるわけで。あれだけ派手に爆発すれば犠牲者の1人もでようというものです。

アーサーに報告を上げる兵士。
黙ってると立派な士官に見えます、アーサー(笑)当然無能なら赤服ぞろいのミネルバの副長になんかなれないわけなんですが…彼は登場シーンでのキャラが立ちすぎていて明らかに割を食ってますね。実際のところ、艦長のタリアはどちらかというと固い人間なので、アーサーは部下との緩衝材的な役割を負っての人事なのかもしれません。

端末で何か作業しているメイリン。
仕事をしているんでしょうが、このコがコンピュータに向かっていると情報収集をしているようにしか見えません。戦闘に割って入ったのがAエンジェルとフリーダムだというのは周知のことのようですのでキラについての情報を調べていたりとか。当然ザフトのデータにはキラのデータはないでしょうから、オーブや連合のデータベースに侵入して…「アスランさんはムリっぽいから、あの凄腕のパイロットに乗り換えちゃおっと♪」なんてね(笑)

「あれがホントにAエンジェルとフリーダム?」
この2者の扱いが世間ではどうなっているのかが今一つわかりません。前作と今作を繋ぐ2年間が全くの空白なので、周りの反応をどう評価していいのやら判断できないというか…。アスランがミネルバに再合流したときなんかは明らかに周りの評価変わってますし。
そいうえば『SEED』シリーズって民間から見た戦争の描写ってないんですよね。少なからず軍だのレジスタンスだのに関係していて、純粋な非戦闘民が戦争やそれに関する組織・兵器について述べることがない。ガルナハンの人々は自分の住んでる地域だけのことでしたし、プラント国民はラクスに洗脳されてるから判断材料にならないし。

ハイネ死亡シーンに続きニコル死亡シーン。
バンクはいい加減食傷気味。あまり何度も出されるとキャラクターの死の重みがだんだん薄れていきます。
それに加えて思うのは、コクピット直撃が多すぎるということ(いつも言っていますが)。たまにはジェネレータからの誘爆だとか飛行ユニットを破壊され、落下ダメージで大破とかそういうものもあってもいいと思います。
地球での戦場も沿岸か海上、砂漠しかありません。障害物がある場所を描きたくないのか、戦艦(Aエンジェルないしはミネルバ)を必ず登場させなければいけないと思っているのか…。哨戒MS同士の遭遇戦みたいのがあってもいいでしょうに。シンとステラなんかはそんな感じで出会わせたほうがドラマチックだったように思えます。
とりあえず森林とか山岳、湖沼など、もうちょっと地球の自然の描写を望みます。

何やら怪しいファイルのコピーをとるレイ。
軍関係の端末なんだからヤバイものだったら履歴で1発でバレそうなんですが…。次のシーンでは別の端末からロードしてるし。インジケータが伸びてるってことは、何やら実行しているってこと?それに、あんな大きなモニターと装置があるのに椅子が1つしかない部屋って何の部屋?レイが持ってたメディアもゴツイし…ここだけ大昔のSF漫画を見ている雰囲気でした。
その後Bパートではタリアに報告…なのかな?一体何をしていたのか、ラストに登場する施設との関係が…?

「彼らは何かを知らないのかもしれません。」
実際、知らなかったのはアスランのほうでした。こういう皮肉を含んだ演出は好き。

「全部見てたもの。私も。」
ミリアリア、いい写真撮るなぁ。グフが剣を振るった写真は斬られてるMSから撮ったとしか思えない(笑)
このシーン、アスランに対しては冷たいミリィ。ゲーム『終わらない明日へ』でサイたちと一緒に自己紹介していたときはもっとフレンドリーだったのに。一応、あのゲームのオリジナルムービーもオフィシャルの監修が入っているので無かったことにはできないはずなんですが…。「ザフト」の人間が気に入らないんだとすれば納得できないこともありません。ディアッカにしても、憎からず思っていたのにザフトに戻ってしまったから、アスランの「ディアッカに会った」という台詞に顔をしかめたのかも。

『天使湯』
更衣室にはシャワー、別室に小さな岩風呂。しかも男湯と女湯の間の壁には防音効果なし。銭湯みたいに天井近くの壁が抜けていて、つながっているんでしょうか。ヘンな構造。
あんなふうに女湯の会話が筒抜けならおちおち湯に浸かっている場合ではないぞ、青少年!(笑)
…それはともかくとして、Aエンジェルにしてもミネルバにしても、 欲情 浴場はメインキャラクターが入浴することしか考慮されていないように見えるのは気のせいでしょうか。

けつねうろんを食べるアンディ。
やっぱりあれはカップ麺なんでしょうか。まがりなりにも軍艦なんだから他の人も同じものを食べてるわけで、地中海地域で油揚げがたくさん調達できるとは考え難いですからね。

「探索任務ゥ?…でありますかぁ?」「そんな仕事にオレ達をォ?…でありますか…。」
司令部からの正式な命令らしいですが…赤服のパイロット2人を派遣する意図がわかりません。シンが抗議するのももっともです。珍しくまともな事言ったよ>シン。これは諜報部の仕事です。
ミネルバには余剰パイロットなどいませんから。ダーダネルス海峡戦といい、司令部は手駒を出さずにミネルバをこき使うことしか考えていないんですかねぇ。
そしていざ出動……って、MSで?ますます意味がわかりません。潜入調査のような隠密任務にMSで行ったら捕捉してくださいと言っている様なもの。もし敵対勢力のアジトだったらバレバレですよ?!アーサーも「もし武装勢力が立て籠もってでもいたら、どうする?」って言ってますし。そんなところにMSで乗り込んだらいけません。
せめてコアスプレンダーで行けばいいんですけどね。アムロやジュドーはコアファイターで移動してましたけど、この作品にはそういう発想はないんでしょうか。特に、インパルスは上半身と下半身はオートで飛べるんだから後から射出してもいいのでは?…というより、むしろそのほうが盛り上がると思います。
それ以前に、グゥルあるじゃん!海峡戦のときに貸してやれよ!援護艦隊出さないんならそれくらいしてやってもいいと思います。もしかして、ミネルバはインパルスの運用に特化したハンガーを持った艦なのでサポートメカは積めないとか?
カオスが飛べてブレイズが飛べないのも謎なんですけどね。シルエットフライヤーですら、いや、コアスプレンダーのミサイルポッドですら大気圏内飛行できるんですよ?(チェスとフライヤーとレッグフライヤーにしても、どうやって飛んでるのか不思議でならないんですけど)

ストーカールナ。
独りスパイ大作戦。いろんな機材もってたり、ヘリで移動したりということは上からの命令で動いているとみて間違いないでしょう。独断でやってるというお茶目なルナもアリかとは思いますが(笑)
セイバーの索敵範囲外からヘリで追えるとは大したものです。多分視認ですよ。視力はアーレン・ブラフォード並み?これも遺伝子操作の成果なんでしょうか。射撃の腕さえ確かならスナイパーになれたかも。
ホーク姉妹は諜報部に転属させたほうがいいと思いますよ>議長。

続・MSで移動する人々。
キラは深海からだから仕方ないとしても(Aエンジェルには小型潜水艇などなさそうだし)、セイバーで移動したら目立ってしょうがないでしょう>赤のナイト。
ここの会話シーン、キラの身長いい加減。伸びたり縮んだり。
ヘッドホンに添えたルナの手もいい加減。

謎の施設にて。
思わせぶりなモニュメントのある広場の端に着陸して、歩いて入り口まで行く2人。敵がいたら狙い撃ちにされますよ?やはりこの任務には向いていなかったのでは…?
ともかく探索を続けて現れた部屋は「いかにも」な設備。クローン研究だとか人体実験だとかやってます、という感じ。レイの突然の変調も彼の過去に関係するものであることの裏付けなんでしょうね。巨大な試験管の中身は見えませんでしたが…中身や如何に?

「どうしたんだよ?レイ!」
サン・ジュスト様は薬が切れたのです。早く薫の君から薬を貰っていらっしゃい。奈々子さん。
おにいさま、涙が止まりません…。

次回の目玉はユウナwith抱き枕?!(笑)


いい加減な番組は玩具もいい加減。ダメアイテム買っちゃいました…(泣)

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コメント

こんにちわ、レス感謝ですw
今回はあちゃー(ノ∀`)な感じでしたねw
天使湯はありえない。w

シリアスな方面でも、なかなか面白くなってきましたね。
レイの謎の行動、そして激痛。
アスランたちが会っているのを見たルナマリア。
平行線を辿るキラとアスラン。
今回はかなり伏線が多かった気がします。
これから、どうなるんでしょうね~
それでは、失礼しましたw

投稿: ひすい | 2005.04.03 17:02

ひすいさん、こんにちは。
早々のコメントありがとうございます。

>天使湯はありえない。w

ですよね。今までこういう雰囲気を作ってきていたならともかく、いきなり遊びを入れられても浮くだけです。

>これから、どうなるんでしょうね~

どうなるのかは非常に楽しみなんですが、どう演出されるのかは全く楽しみでないのは何故なんでしょう?(笑)

投稿: 姫鷲 | 2005.04.03 18:12

>どうなるのかは非常に楽しみなんですが、どう演出されるのかは全く楽しみでないのは何故なんでしょう?(笑)

演出がかなり微妙だからだと思われw
話は面白いんだけどなぁw
ハイネの死に方とか、
フェイスの割に微妙すぎる感が否めない・・・w

投稿: ひすい | 2005.04.05 12:46

ひすいさん、こんにちは。

>>どう演出されるのかは全く楽しみでない
>演出がかなり微妙だからだと思われw

勿体つけて先延ばしにした挙句、サラッと流されてしまっては見ているほうはたまったものではありませんからね。
今回のレイの件にしても、他キャラのネタバレにならない程度にさっさと明かしてしまってもいいと思います。あまり引っ張りすぎるとバックボーンを描く余裕がなくなって、前作の3バカみたいにキャラクターが薄っぺらいまま終わってしまうという結果にもなりかねません。ただでさえ今作は謎の人多いわけだし。

投稿: 姫鷲 | 2005.04.05 18:09

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