続巷説百物語読了
最近ネタに困っているせいか、更新時間が狂ってきています。会社で書いているうちはまだいいかなと思っていたのですが(いいのか?)、今日なんぞは家に帰ってきてから(実に23:30!)書いています。そろそろ1日ずれるのではないかと危惧している次第でして。
ココログの無料コースは日付指定してアップできないので、ダミーだけ登録しておいて後で正式に書く、という具合。忘れたらアウトな感じです。毎日書くためにネタを探すというのも「日記」という観点からするとバカな話ですが…。「毎日書く」ということをやめればいいだけなんですけどね。
まぁとりあえず書ける内は書いておこう、ということで、『続巷説百物語』を読了。2日分の帰宅時間を潰せたのでコストパフォーマンス的にも満足です。短編集型式とはいえ、1時間程度で読み終わってしまうライトノベルに比べたら読み甲斐がありました。短編が連続して1つの長編になっている点が良いですね。最後までテンポ良く読めました。
前作でキャラクターは一通り出揃ったので今作ではバックボーンを掘り下げて書かれています。前作を読んでいればさらに面白みが増します。背景の掘り下げといっても、ただキャラクターの過去が詳らかになるだけでなく、一層妖しさが増しているのが凄いところです。その辺が直木賞作家の力なんでしょうな。「りん。」という鈴の音と「御行奉為」という台詞もピシっと決まって印象的でした。
読んでいてつくづく感じたことは「田辺誠一では又市はできない」ということ。見ていない人間が言っても説得力はないのでしょうが、まず無理でしょう。『怪』をチェックしていないのはまさにその1点が気に入らないからなんですよねぇ。百介に佐野史郎というのは良いキャスティングだと思いますし。彼はクトゥルー研究の大家なので百介の設定ともピッタリです。
又市が竹中直人か大地康雄だったら絶対に見るんですが…。そのときは治平は津川雅彦で是非(谷啓はイメージがちょっと優しすぎる)。
久しぶりに京極脚本、キャラデザ、出演の『ゲゲゲの鬼太郎』が観たくなりました。一刻堂(「いっこく堂」に非ず)カッチョエエ。京極センセはホント、何でもできる人ですなぁ、感心します。
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